重文で浴衣 – 関川村の夏散策
- 2022.05.01
気軽に立ち寄れる関川村の人気スポット「道の駅 桂の関」は、観光情報センターに物産店、資料館に国指定の重要文化財などが合わさった複合施設。200台もの駐車スペースを持ち、関川村の一台イベント「えちごせきかわ大したもんじゃ祭り」の「「大蛇パレード」のゴール地点でもあります。今回は敷地内に佇む明治時代の名建築「東桂苑」で始まった浴衣サービスを中心にご紹介します。
霧が幻想的に立ち込めた昨日と変わって本日はカラリと晴天。喜久屋へとつながる「鷹の巣橋」から眺める「荒川」の水面もキラキラと輝いています。チェックアウトを済ませたら宿で教えてもらったスポット、国の重要文化財「渡邊邸」の分家となる「東桂苑(とうけいえん)」に遊びに出かけます。
まずは関川村の歴史資料館「せきかわ歴史とみちの館」を覗いてみましよう。
モダンな印象の館内には、村の歴史、旧米沢街道、18世紀の町並みなどの資料が展示されています。
日本海側と内陸とを結ぶ交通の要衝であり、先史時代より発達してきた関川村。土器・石器の作り方、さらには仏教、稲作までがどのように伝わったかなど土地の歴史を伝えてくれます。
館内の一角に置かれた「大蛇の頭」。パレードで実際に使われたもので相当な大きさ。さすがに「世界一長いわらと竹で作られた蛇」としてギネス世界記録に認定されただけのインパクトがあります。
敷地内の地域交流会館「ちぐら」には一休みできる足湯コーナーや関川村の新鮮な野菜や物産品販売のほか、岩魚や鮎の塩焼きや田楽、おでんなどが店頭で販売されています。
すっかり勉強したところで少し腹ごしらえしましょう。
良く味の染みたタマゴに舌鼓。また後で岩魚も食べると心に決めました。
道の駅「桂の関」の敷地内には、他にも公共の日帰り温泉「ゆ〜む」があります。大きな湯船で温泉を楽しむもよし、リラクゼーションサロンで体の疲れを癒すのもオススメです。
そして、お目当ての浴衣を探しに「東桂苑」へ。緑の繁る広い敷地に足を踏み入れると、少しだけかしこまった気持ちになるようです。
正規川村の名産品「猫ちぐら」をはじめ、様々な民具などが飾られる玄関口。
和のテーブルが瀟洒に並ぶ広間には、歴史を積み重ねた建物が放つ独特の空気が流れています。
アンティーク家具とともにディスプレイされる浴衣たち。
帯がこれだと下駄はこっちかな? 色とりどりのコミのに囲まれて目移りしきりです。
熟考の末、この組み合わせに決定。
東桂苑の庭の一角に咲いていた紫陽花たちと相性抜群の浴衣柄です。
「東桂苑」のすぐ隣には本家の「渡邊邸」。歴史を伝える貴重な資料性と趣は以前にご紹介した通り。
渡邊邸の庭を浴衣で歩けば、気持ちは明治の関川村にタイムスリップ。
「東桂苑」に戻ったらコーヒーとサブレでカフェタイム。
浴衣の貸出し以外にも、「東桂苑」でコーヒーとスイーツを楽しめる「東桂苑deカフェ」。和食弁当のデリバリー「東桂苑ランチ」に、美味しい蕎麦を味わえる「東桂苑deお蕎麦」などのサービスがあります。それぞれに時期や時間がありますので、詳しくは「こちらのページ」でご確認ください。
旅の途中でほっと一息。「東桂苑や渡邊邸」で絵になる浴衣の撮影スポットを見つけてみませんか。
INFORMATION
- 関川村東桂苑
- 住所〒959-3265 新潟県岩船郡関川村大字下関906-2
- 電話番号0254-64-0252
- 営業時間9:00〜16:00(4月中旬~11月上旬)
- 定休日無休
- URLhttp://www.vill.sekikawa.niigata.jp/tourism/155/159/index.html